2012年11月04日

NHK短歌2011年9月号・ジセダイタンカ


『うつせみの』

 いなくなる人の背中は大きくて夕立そしてそのあとの晴れ

 守られていたのでしょうね水槽に触れても逃げていかない金魚

 飲み干したラムネの瓶のビー玉の誰も知らない過去 うばってよ

 低く飛ぶつばめは空へ 約束をやぶらないって約束のあと

 理由などなくても待とう空蝉はつよい孤独に耐えうるかたち

(NHK短歌テキスト2011年9月号・ジセダイタンカ寄稿)

  ※転載し忘れてたのでいまさら更新。


posted by 田中ましろ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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