2012年10月27日

うたつかい10月号

【自由詠5首】

『たぶん秋風』

 あなたらしい言葉はなにも聞き出せずたぶん秋風だったんだろう

 海沿いはゆっくり冷めていくのです手と手の熱く触れた夏から

 ぶつかった場所から熟れていく桃か甘くけだるくあなたは香る

 崩れたら二度とは戻せないような砂のお城をつくったね夏

 離れると慣れるは似てるひたすらに道化のふりをする秋の道

  ※4首目、投稿ミスで助詞が抜けていたので訂正しました。


【題詠・食べ物】

 ちぎるちぎるちぎるちぎって告げるべき言葉とともに飲みこむ葡萄


(うたつかい2012年10月号掲載)

posted by 田中ましろ at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常詠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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